腸がよろこぶ青汁

肥満の原因とは?【肥満の種類、肥満のメタボの違いも】

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現代では昔よりも歩く距離が減り、運動不足の人が増えています
厚生労働省「国民健康・栄養調査結果の概要」による肥満のデータはこちら。
(参照:https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kenkou_eiyou_chousa.html)
 20歳以上で肥満の割合は、男性32.2%、女性21.9%
 男性では50代が37.2%、40代が36.4%と高い
 女性では70代が27.7%と最も高い
ここ10年ほどは急激な増加はなく横ばいですが、これからますます便利な時代になることでさらに肥満になる人が増えることも予想されます。
一体、どうして肥満になるのでしょうか?
この記事では、肥満の原因について詳しく紹介していきます。

肥満とは

肥満とは「正常以上に脂肪が蓄積した状態」のことです。
体脂肪量の計算方法については下記で紹介していますが、脂肪の量だけでなく脂肪が付いている場所も観る必要があります。
脂肪は皮下に付く場合と、内臓周辺に付く場合があり、内臓脂肪が増える「内臓脂肪型肥満」の方が様々な成人病を起こす可能性があり危険と言われています。
内臓脂肪が増える場合、外見からは分かりにくい場合もあります。

体脂肪量の計算方法は?

体脂肪量を測るのに使われている計算方法は「体格指数(BMI)」です。
体重(㎏)÷[身長(m)×身長(m)]
という計算式で数値を出すことができます。
日本肥満学会では、体格指数の理想値は「22」とし「体格指数26.4以上は肥満」と定めています。
(参照:http://www.jasso.or.jp/)

肥満の種類

肥満には下記の4つの種類があります。
【皮下脂肪型肥満】
皮下脂肪が蓄積されて起こる肥満。
内臓脂肪型肥満よりも軽く見られがちですが、皮下脂肪も多く蓄積すると生活習慣病を引き起こすリスクが高くなるため注意が必要です。
【上半身肥満】
お腹から上に脂肪が蓄積する「リンゴ型肥満」は、生活習慣病を引き起こすリスクが高くなります。
上半身肥満となるのは、男性85㎝、女性90㎝以上の腹囲がある場合。
※中高年女性に多い、下半身に脂肪が蓄積する「洋ナシ型肥満」は生活習慣病のリスクは少ないと言われています。
【内臓脂肪型肥満】
内臓の周辺に脂肪が蓄積する「内臓脂肪型肥満」は、最も生活習慣病を引き起こすリスクが高くなります。
外見では普通に見えても内臓周辺に脂肪が蓄積されている場合があり分かりにくいため、「かくれ肥満」とも呼ばれています。
【疾患による肥満】
内分泌疾患などの疾患が原因となる場合もあります。
疾患だけでなく薬剤の副作用として肥満になってしまうこともあります。

肥満症とメタボはどう違うの?

最近は「メタボ、メタボ」と毎日のように耳にするので、肥満と同じことだと思っている人も多いのではないでしょうか。
メタボこと「メタボリックシンドローム」とは、肥満の中でも「内臓脂肪」が原因となって様々な症状が生じるものを指します
皮下脂肪が増える「皮下脂肪型肥満」よりも、動脈硬化を引き起こす可能性が高くなるため、さらに危険な状態なのです。

肥満について分かったところで、次からは肥満の原因について見ていきましょう。

肥満の原因

肥満の原因は主に「食生活の乱れ」と「運動不足」の2つ
この2つのバランスが崩れた時に肥満になりやすくなります。
その他にも、肥満の人に共通する行動パターンがあるんです。

肥満の原因について、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

食生活の乱れ

朝食を抜く、夜遅くに食べる、外食が多いなど毎日の食生活が乱れると、体に取り込むエネルギー量が消費エネルギーより多くなり体の中に蓄積されていきます。エネルギーは脂肪細胞の中に蓄積されて大きくなり、肥満の原因になってしまうのです。

運動不足

インターネットや車などライフスタイルの変化により、昔より歩いたり身体を動かしたりすることが少なくなりました。
消費するエネルギーより取り込むエネルギーが多い場合、エネルギーが脂肪細胞の中に蓄積され肥満の原因になります

行動パターン

肥満の人の行動パターンにも共通点があります。
 日中はあまり食べず、夜にまとめてたくさん食べる
 夕方頃に起き、夜間のみ食事をする
 何かをしながら無意識にスナックなどを食べてしまう
 ファーストフードやインスタント食品をよく食べる
 あまり噛まず早食いをする
 手の届くところにお菓子を置いている

肥満の原因は遺伝より環境の影響が大きい?

遺伝子の中に「肥満遺伝子」があることが1994年に発見され、この遺伝子を持つ人が乱れた生活習慣を続けた時に肥満になると言われています。
この肥満遺伝子は遺伝しますが、肥満遺伝子を持っているから肥満になるとは限りません。
遺伝子よりも生活習慣の方が影響すると考えられているため、まずは生活習慣を正常なものに戻すことが大切です

肥満予防のため、今の生活に運動を取り入れよう!

今回は「肥満の原因」について紹介しましたが、いかがでしたか?
肥満の防止には
正しい食生活や生活習慣
適度な運動
が必要です。

でも、「運動した方がいいって分かっているけど、なかなか……」という人も多いのではないでしょうか。
今まで何も運動していなかった人が急に「ランニングで10㎞!」という目標を立てても難しいので、まずは今の生活に少しだけ運動を取り入れてみてはいかがでしょうか。
例えば、
 毎朝1駅分歩く
 駅やビルの階段を使う
 歩く時は早足で
など、少しずつできることを今の生活に取り入れてみましょう

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